静岡東部初!大勝軒の流れを汲む一杯
たいしょうけん まるひで
大勝軒 ○秀

photo

SHOP DATA
住  所静岡県沼津市大岡2738-1
電話番号055-924-3987
営業時間11:00~15:00(月~日)
18:00~22:00(月~日)
定休日不定期
席数カウンター8 テーブル20
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚06'52.9''
E138゚53'10.0''
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最寄駅大岡駅(JR御殿場線)
取材日2011/01/15その他の情報...

メニュー

特製つけ麺
950円
つけ麺
750円
チャーシューつけ麺
1000円
ラーメン
700円
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この店の情報を初めて知ったのは去年の暮れ、実兄からのメールだった。
実兄の同僚の方が大岡にラーメン店が出来そうだという内容を実兄に教えてくれたそうで、その情報がそのまま私にももたらされた。
「どうも、大勝軒系の店らしい」
場所を聞いた私は所用のついでに店の前を通って偵察。まだ店を作っている様子。年末にラーメン繋がりの友人と飲んだ時にプレオープンイベントがある旨の話も聞いたが、静岡に勤務している私が夕方の6時過ぎに店に行くことも出来ず…
翌日、正式なオープンを向かえ、方々から噂話やブログのレポを拝見することになるが新規オープンと言うことやサービス価格で食べれることも手伝ってか非常に混んでいるということだった。
 
話を戻して今日は土曜日。
朝から会社の月一の行事や午後からは会議もあり神奈川へのラーメン取材は絶望的な状況。しかし、上手く出来たもんで前述の店への取材を行うには絶好のタイミング。しかも、サービスセール期間も終わっているので少しは落ち着いたか?等と考え朝から取材の準備をしていた。
午前中の行事の中。同僚から声を掛けられた。
「大勝軒、行きました?スゴい混んでいるみたいですよ」
まぁ、ラヲタなんてもんはスゴい混んでいても並んじゃう悲しい性を持っているが、私は並んで食べるのは極力避けたいと思っている。しかも、今日は朝から非常に寒い。しかし、私にはその長い取材経験が与えてくれた最も短い待ち時間でラーメンを食べるための秘策を持っていた。
 
夕刻。
会社の会議や用事も終わり時計に目を移すと5時を指していた。早速、取材を開始した。
事前情報では店先とは別に第2駐車場が用意されていると聞いていた。店先に入庫でも良いのだが通りに面した駐車場は出難いので敢えて第2駐車場を目指した。とは言ったものの第2駐車場の位置が判らないので先ずは店先に向かう。
開店40分前の店先に行列の姿はない。前述した通り、今日はとても寒いので当たり前か。駐車場の位置も判り、第2駐車場に向かう。すると既に2台ほどの車が入庫いたが車中で暖を取っている様子。私が来たのを察すると車から降りて店へと歩き始めていた。まあ、このアベック(死語?)が先客だし、店先に行列がないのは確認済みだ。彼らの後を付いて店へと向かった。
店先に着くとアベックは未だ早かった事を認識したようで、「お先にどうぞ」と席を勧めるとそそくさと向かいのコンビニに消えていった。開店30分前。図らずもシャッター(ポールポジションですな)になってしまったようだ。
前述した通り、この「シャッターする」のが一番待たない秘策なのである。しかも椅子に座って待てるのだ。既に店が満席の状態で20名以上の行列があった場合、オペの違いもあるが最低でも30分。下手をすれば1時間コース。時間を読む事が出来ない。しかし、シャッターは店先で待つ時間はあるが、今回は30分後には確実に入店出来、確実にラーメンを食べる事が出来る。その後の予定を組むことも可能になるのである。待つのが嫌な人はシャッターがオススメです。
この秘策(秘策と言うほどじゃないか)に初めて気が付いたのは六厘舎の取材時。平均1時間以上待つのが当たり前の同店で50分待ちで食べれたこと。特に六厘舎の場合は「総入れ替え制」をしていた関係からか待ち時間は長めだった。今回は麺が太いので茹で時間が掛かることを考慮すると長めになるのか?と考えていた。しかし、この店は多人数分を一気に茹でられる大きな深ざる(昔、麺やごとうで見たことがある四角い深ざる)を使用している旨をどこかのブログで読んだような気がしたので、それを差し引けば意外と回転率は高いのか?とも考えていた。
話が反れた。
店先の待ち客用の椅子にはブランケットが一緒に置いてあった。何度も書くが今日は非常に寒い。一枚のブランケットが意外と暖かい。こう言う気遣いは大切だと思う。
開店20分前。
次の客がやって来た。バイクで現地入りした若者と少しだけ話をした。彼は私とは違い、オールラウンドプレイヤー。一番好きなのは「わさらび」「毎度!」を食べた時は感動したと言っていた。羨ましい…私は偏食ラヲタなので…
先ほどのアベック(死語?)も戻ってきてが何人かに先を越されていた。開店5分前。行列はざっと30名程度になっていた。
定刻の6時。いよいよ開店である。
店内に入ると直ぐ券売機がある。オーダーは食券制。特製つけ麺をオーダーした。女店員によってカウンター席の一番奥に通された。カウンターは意外にも高く厨房観察は絶望的だ。ちなみに大盛は無料になるらしいが丁重にお断りした。
店内は厨房に面したカウンターとテーブル席の構成。厨房内には4、5名の男性店員とホール係の女店員が3名程度(ハッキリ数えてない)。この繁忙期にこのキャパなら当然の布陣であろうか。
そうこうする内にラーメンがやってきた。先ずは麺から食してみた。
麺は太ストレート麺。かん水の量は標準的。加水率は高めの印象を持った。大勝軒らしいモチモチとした食感のそれは滑らかな麺肌で喉越しは申し分ない。ちなみに自家製麺だそうで麺屋中川が製麺しているようだ。と言うのもここの店主は麺屋中川の店主の弟さんのお店と言う事で修行先は茨城大勝軒の流れらしい。そしてつけ汁に移行する。
つけ汁のベースはげん骨、豚ガラを軸にした印象で乳化度合いは高め。しかし、その乳化度合いよりも見た目インパクトがあるのは表層のオイルの量でかなりの層を成していてミルキー感はややスポイルされる。個人的にはもう少し、オイルを少なめにしてスープ本来の出汁感を味わいたいところか。全体的に甘めのつけ汁は魚粉によって魚介系の風味も持たせている。たまに顔を覗かせる柚子皮にも似た柑橘系の香りが清涼感を与えている。
具はチャーシュー、豚挽肉、味玉、メンマ、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。非常に柔らかく煮含められている。味玉は黄身がトロトロのタイプながら半身に割られているので沈没寸前。味付けは穏やかで良い。
麺を食べ終わりスープ割りをお願いする。割りスープに魚介系を使用している印象はなく、動物系で割られているのか劇的な印象の変化は感じられない。元々、大勝軒系のつけ汁は最初から量が多いのでスープ割りを行うと一杯のラーメン程度のスープを飲むことになり、かなりお腹に溜まる。40過ぎのオッサンはやや苦戦した。
茨城大勝軒系列と言えば昔取材した「とみ田」「大黒屋本舗」、千葉のラーメンツアーで行くのを諦めた「匠神角ふじ」などの店が思い出される。東池袋大勝軒の流れを汲むがかなり独自路線を展開していて東池袋大勝軒の味を知っている人から見るとかなり違った印象を受けるであろう。
修行先の味を忠実に継承する店をあれば、独自の味を追求する店もある。そのどちらも食べ手には楽しみなことである。

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