| 三度訪れた驚愕の事実 |
【閉店】大滝ラーメン

| SHOP DATA | ||||
| 住 所 | ||||
| 電話番号 | ||||
| 営業時間 | 11:30~15:00(月~日) 17:30~23:00(月~祝) | |||
| 定休日 | 無休 | |||
| 席数 | カウンター8 テーブル4 座敷12 | |||
| 駐車場 | なし | |||
| 緯度経度 (日本測地系) | N 34゚58'31.3'' E138゚57'15.0'' | 地図を見る | ||
| 最寄駅 | 修善寺駅(伊豆箱根鉄道駿豆線) | |||
| 取材日 | 2010/12/18 | その他の情報... | ||
メニュー
- ラーメン
- 500円
- 塩ラーメン
- 550円
- ミソラーメン
- 600円
- モヤシラーメン
- 600円
年末に向けての特別企画、「Tonight Eastの69杯 完全制覇の旅」に於いて初めてのルール4を適用し、伊豆の国市での取材を終えた私は三島方面に向かって戻り始めていた。
今回、ルール2を設けたのにはちゃんと意味がある。掲載順に行くと意外と近隣の市がまとまって掲載されているので取材するのに都合が良いのだ。
もし、今回の長泉町で昼の取材が出来たら、そのまま北上して御殿場が夜。次回は昼が伊豆の国市で夜が伊豆市。最後は熱海市で2軒。これで全ての取材が終わる…はずだった。私もよもやルール4が発動するとは夢にも思わなかった。
三島市内のドトールで取材記を書き終えた私はトイレを借りるために清水町内にあるパチンコ屋で用を足し、そのままエヴァに興じた。たった500円で暴走モードに突入するラッキー振り。昼の出来事なんて忘れてしまいそうだった。
しかし、世の中はそうそう上手くは行かない。暴走後の当たりは単発。しかも、500円で当たったと言う気の緩みからそのまま突っ込んだ。結局収支はマイナス。上げといて落とすと言う典型的なパターンだ。
『今日の俺ってやっぱツイてないのか?』
そんな風に考え始めるともう手が付けられないのが私。私の嫌な予感は的中率8割と言う高確率で当たりを引き当てるからだ。
時計を眺めると既に5時半。夜の取材先が営業を始めている頃だ。昼が遅めの昼飯だった事もあり時間が経つのが早い気がしている。パチンコで負けた上、これから御殿場まで行かなきゃならないと考えると若干萎えるが気を取り直して現地に向かった。
1時間後。
今回の夜の取材先、「さんどーる」に近付いた。この店はラーメン屋ではなく居酒屋か何かだと過去に聞いた事があった。取り合えず営業しているみたいで先ずは一安心。昼のにのまえにはならないようだ。そりゃそうだ。こんな事、そうそうある事じゃない。しかし、事実は小説をも凌駕する勢いで私に襲い掛かるのである。
「
本日は貸切となっております。またのご来・・・(以下、省略)」
この時、私は確信した。
『今日の俺は確実にツイていない!』
この場合、ルール2の例外が更に適用され、掲載順に取材すると言うルールが破綻している気がした。この例外を作ったのも実は私の嫌な予感がそうさせたのかもしれないとこの時点で気が付いた。
次の掲載順で行くと場所は伊豆市。今、俺は御殿場なう!時間は6時過ぎ。泣きそうになったが頭は伊豆市までのルートを考えていた。
『東名を使うしかないか…』
この企画が始まってからこっち、東名を使う事はなかった。そりゃそうだ。地元の取材なんだから。しかしだ。これまで長泉町→伊豆の国市→三島市→御殿場市と来て更に伊豆市。正直、さっさと終わらせたい気分だ。御殿場ICから沼津IC、更に伊豆縦貫道を経由して伊豆中央道から修善寺道とルートが決まる。早速、車を走らせた。
1時間後。
時計は7時過ぎを指していた。車は修善寺道の料金所に差し掛かっている。現地は修善寺駅前なのでこのまま修善寺道に乗っては若干遠回りだし金もかかる。その手前の大仁南ICで降りると一般道から現地を目指した。
正直な話。今回の店の正確な位置は判らないがザックリと修善寺駅前と言うことだけは判っていた。駅前に到着するともう一度地図を見直す。駅前から真っ直ぐ伸びる道に入れば良いようだ。店に向かって車を進めると三度、驚愕の事実が待っているのであった。
『閉まってる…』
店はあった。しかし、
暖簾は出ていてもシャッターが閉まっているのだ。窓から灯りが漏れているが中を覗いても人影は確認出来ない。今日は既に閉店したと言うことか。もう、八方塞がりだった。
『仕方ない。通常の取材に切り替えるか。』
店を通り過ぎ、目の前が行き止まりの路地に車を停車してリカバリー先を考えた。しかし、いくら考えてもこの近くでリカバリー出来る店なんてありゃしない。仕方なく携帯端末のRSSリーダーを見てみる。確か伊東市内に取材予定店の記憶があったからだ。
『伊東市富戸って何処だよ』
ナビで場所を確認してみると城ヶ崎海岸に近い。ここからでも軽く1時間コースだ。正直、今回の取材を止めたくなってきた。今日の私はツイていないのだ。そんな遠くまで行って更に何か嫌な事があったら徒労では済まない。
『ええい、ままよ!』
それでも腹は空く。ダメなら最終的には吉田家でリカバるしかない。あの店なら10時くらいまで営業しているはずだ。そう考えを切り替えてUターンをしてその場を走り去ろうとすると何と!店がやっているではないか!
『アレ?何で?』
何が何だか訳が判らないが取り合えず店はやっている。事前情報では夜営業は5時半からなので早仕舞いだと最初は考えたのだが多分、営業自体が遅くなったのであろう。時計は7時半を回っている。営業時間を2時間遅くしたと考えると何だか説明が付いた。
そうとなれば車を始末しないといけないがそこは田舎町。コインパーキングなんて洒落たものは駅前にない。路駐も考えたがウロウロしていると銀行の駐車場がコインパーキングになっているのを発見。店からは若干離れているが充分、徒歩圏内。入庫して店へと急いだ。
店の前に立つ。やっと安住の地を見つけたような気持ちが支配している気がした。早速、入店する。
店内は厨房をL字に囲むカウンター席と座敷の構成。開店直後の店内に先客の姿はない。適当なカウンター席に陣取った。オーダーは口頭。今回の掲載メニューはシンプルにラーメンなのだが価格がたったの500円。それでは申し訳ない気分だったので半チャーハンラーメンをオーダーした。実は今回、チャーハンにしたのはちょっとした経緯がある。昨日、ある呑み屋で他の客とラーメン談義になった際、ラーメン屋でチャーハンを好んで食べると言う方がいた。私の10年間の取材の中でライス以外のサイドオーダーを一緒に頼んだのは数少ない。しかも、チャーハンを頼むことは殆どないことだ。そんな話もあってか久しぶりにラーメン屋のチャーハンと言うものを食べてみたくなったのだった。まぁ、掲載メニューはちゃんとオーダーしているので問題はない。
店内は初老の男性が一人で切り盛りする。アディダスのアポロキャップを後ろ手に被っている。大阪のおっちゃんみたいである。
厨房観察。
寸胴の数は中型の物が1器のみ。麺茹では深ざるを使用したものだ。今回は半チャーハンが付くので先ずはチャーハンの調理から始めている。頃合を見計らうように麺を投入。同時提供を目指して全工程のタイミングを逆算しているようだ。半チャーハンのセットって誰が考えたのだろう。調理人的にはちょっと面倒なオーダーのようにも思えた。
そしてラーメンと半チャーハンがやってきた。勿論、味が判らなくならないようにチャーハンには手を付けず、スープをすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸に生姜や香味野菜を一緒に煮込んでいるようだ。昼のスープと印象は酷似しているが、豚ガラを使用した印象はあまり感じず、生姜の風味もこちらの方は穏やかである。昼のスープに比べると透明度はこちらの方が高く炊き出し加減が弱い。しかし、動物系の出汁感はそれなりにあるので物足りなさはあまり感じない。化学の力も適度に借りている印象を持った。
麺は細縮れ麺。かん水の量はやや高め。加水率は標準的な印象を持った。茹で加減は特に硬茹でと言う印象もないが柔茹でと言うこともない。しなやかなコシもあり、縮れはスープを良く拾ってくる。
具はチャーシュー、メンマ、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。こちらも昼同様に柔らか仕上げではなく肉感のある物。しかし、厚さ、大きさ共に適度で昼のそれとは違う。まぁ昼はチャーシューメンだったので比べてはいけないのだが。
で、久しぶりのチャーハンだが所謂、玉子チャーハンである。チャーハンに対する造詣は深くないので多くは語らないが炒め油の香りと紅生姜の風味が食欲をそそる。量も丁度良い食べ切りサイズだ。
自分で作ったルールに翻弄される事が多い今回の企画だが読者的には楽しめている気がしてきた。ネタとしては最高だがやっている本人は結構、ヤラれ気味である。地元の取材なのに走行距離は伸び、挙げ句の果てには高速まで使う始末…
来年は良い年であるよう今から願うばかりである。
今回、ルール2を設けたのにはちゃんと意味がある。掲載順に行くと意外と近隣の市がまとまって掲載されているので取材するのに都合が良いのだ。
もし、今回の長泉町で昼の取材が出来たら、そのまま北上して御殿場が夜。次回は昼が伊豆の国市で夜が伊豆市。最後は熱海市で2軒。これで全ての取材が終わる…はずだった。私もよもやルール4が発動するとは夢にも思わなかった。
三島市内のドトールで取材記を書き終えた私はトイレを借りるために清水町内にあるパチンコ屋で用を足し、そのままエヴァに興じた。たった500円で暴走モードに突入するラッキー振り。昼の出来事なんて忘れてしまいそうだった。
しかし、世の中はそうそう上手くは行かない。暴走後の当たりは単発。しかも、500円で当たったと言う気の緩みからそのまま突っ込んだ。結局収支はマイナス。上げといて落とすと言う典型的なパターンだ。
『今日の俺ってやっぱツイてないのか?』
そんな風に考え始めるともう手が付けられないのが私。私の嫌な予感は的中率8割と言う高確率で当たりを引き当てるからだ。
時計を眺めると既に5時半。夜の取材先が営業を始めている頃だ。昼が遅めの昼飯だった事もあり時間が経つのが早い気がしている。パチンコで負けた上、これから御殿場まで行かなきゃならないと考えると若干萎えるが気を取り直して現地に向かった。
1時間後。
今回の夜の取材先、「さんどーる」に近付いた。この店はラーメン屋ではなく居酒屋か何かだと過去に聞いた事があった。取り合えず営業しているみたいで先ずは一安心。昼のにのまえにはならないようだ。そりゃそうだ。こんな事、そうそうある事じゃない。しかし、事実は小説をも凌駕する勢いで私に襲い掛かるのである。
「
本日は貸切となっております。またのご来・・・(以下、省略)」この時、私は確信した。
『今日の俺は確実にツイていない!』
この場合、ルール2の例外が更に適用され、掲載順に取材すると言うルールが破綻している気がした。この例外を作ったのも実は私の嫌な予感がそうさせたのかもしれないとこの時点で気が付いた。
次の掲載順で行くと場所は伊豆市。今、俺は御殿場なう!時間は6時過ぎ。泣きそうになったが頭は伊豆市までのルートを考えていた。
『東名を使うしかないか…』
この企画が始まってからこっち、東名を使う事はなかった。そりゃそうだ。地元の取材なんだから。しかしだ。これまで長泉町→伊豆の国市→三島市→御殿場市と来て更に伊豆市。正直、さっさと終わらせたい気分だ。御殿場ICから沼津IC、更に伊豆縦貫道を経由して伊豆中央道から修善寺道とルートが決まる。早速、車を走らせた。
1時間後。
時計は7時過ぎを指していた。車は修善寺道の料金所に差し掛かっている。現地は修善寺駅前なのでこのまま修善寺道に乗っては若干遠回りだし金もかかる。その手前の大仁南ICで降りると一般道から現地を目指した。
正直な話。今回の店の正確な位置は判らないがザックリと修善寺駅前と言うことだけは判っていた。駅前に到着するともう一度地図を見直す。駅前から真っ直ぐ伸びる道に入れば良いようだ。店に向かって車を進めると三度、驚愕の事実が待っているのであった。
『閉まってる…』
店はあった。しかし、
暖簾は出ていてもシャッターが閉まっているのだ。窓から灯りが漏れているが中を覗いても人影は確認出来ない。今日は既に閉店したと言うことか。もう、八方塞がりだった。『仕方ない。通常の取材に切り替えるか。』
店を通り過ぎ、目の前が行き止まりの路地に車を停車してリカバリー先を考えた。しかし、いくら考えてもこの近くでリカバリー出来る店なんてありゃしない。仕方なく携帯端末のRSSリーダーを見てみる。確か伊東市内に取材予定店の記憶があったからだ。
『伊東市富戸って何処だよ』
ナビで場所を確認してみると城ヶ崎海岸に近い。ここからでも軽く1時間コースだ。正直、今回の取材を止めたくなってきた。今日の私はツイていないのだ。そんな遠くまで行って更に何か嫌な事があったら徒労では済まない。
『ええい、ままよ!』
それでも腹は空く。ダメなら最終的には吉田家でリカバるしかない。あの店なら10時くらいまで営業しているはずだ。そう考えを切り替えてUターンをしてその場を走り去ろうとすると何と!店がやっているではないか!
『アレ?何で?』
何が何だか訳が判らないが取り合えず店はやっている。事前情報では夜営業は5時半からなので早仕舞いだと最初は考えたのだが多分、営業自体が遅くなったのであろう。時計は7時半を回っている。営業時間を2時間遅くしたと考えると何だか説明が付いた。
そうとなれば車を始末しないといけないがそこは田舎町。コインパーキングなんて洒落たものは駅前にない。路駐も考えたがウロウロしていると銀行の駐車場がコインパーキングになっているのを発見。店からは若干離れているが充分、徒歩圏内。入庫して店へと急いだ。
店の前に立つ。やっと安住の地を見つけたような気持ちが支配している気がした。早速、入店する。
店内は厨房をL字に囲むカウンター席と座敷の構成。開店直後の店内に先客の姿はない。適当なカウンター席に陣取った。オーダーは口頭。今回の掲載メニューはシンプルにラーメンなのだが価格がたったの500円。それでは申し訳ない気分だったので半チャーハンラーメンをオーダーした。実は今回、チャーハンにしたのはちょっとした経緯がある。昨日、ある呑み屋で他の客とラーメン談義になった際、ラーメン屋でチャーハンを好んで食べると言う方がいた。私の10年間の取材の中でライス以外のサイドオーダーを一緒に頼んだのは数少ない。しかも、チャーハンを頼むことは殆どないことだ。そんな話もあってか久しぶりにラーメン屋のチャーハンと言うものを食べてみたくなったのだった。まぁ、掲載メニューはちゃんとオーダーしているので問題はない。
店内は初老の男性が一人で切り盛りする。アディダスのアポロキャップを後ろ手に被っている。大阪のおっちゃんみたいである。
厨房観察。
寸胴の数は中型の物が1器のみ。麺茹では深ざるを使用したものだ。今回は半チャーハンが付くので先ずはチャーハンの調理から始めている。頃合を見計らうように麺を投入。同時提供を目指して全工程のタイミングを逆算しているようだ。半チャーハンのセットって誰が考えたのだろう。調理人的にはちょっと面倒なオーダーのようにも思えた。
そしてラーメンと半チャーハンがやってきた。勿論、味が判らなくならないようにチャーハンには手を付けず、スープをすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸に生姜や香味野菜を一緒に煮込んでいるようだ。昼のスープと印象は酷似しているが、豚ガラを使用した印象はあまり感じず、生姜の風味もこちらの方は穏やかである。昼のスープに比べると透明度はこちらの方が高く炊き出し加減が弱い。しかし、動物系の出汁感はそれなりにあるので物足りなさはあまり感じない。化学の力も適度に借りている印象を持った。
麺は細縮れ麺。かん水の量はやや高め。加水率は標準的な印象を持った。茹で加減は特に硬茹でと言う印象もないが柔茹でと言うこともない。しなやかなコシもあり、縮れはスープを良く拾ってくる。
具はチャーシュー、メンマ、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。こちらも昼同様に柔らか仕上げではなく肉感のある物。しかし、厚さ、大きさ共に適度で昼のそれとは違う。まぁ昼はチャーシューメンだったので比べてはいけないのだが。
で、久しぶりのチャーハンだが所謂、玉子チャーハンである。チャーハンに対する造詣は深くないので多くは語らないが炒め油の香りと紅生姜の風味が食欲をそそる。量も丁度良い食べ切りサイズだ。
自分で作ったルールに翻弄される事が多い今回の企画だが読者的には楽しめている気がしてきた。ネタとしては最高だがやっている本人は結構、ヤラれ気味である。地元の取材なのに走行距離は伸び、挙げ句の果てには高速まで使う始末…
来年は良い年であるよう今から願うばかりである。
