| 真のご当地ラーメンとは |
【閉店】ラーメン 齋

| SHOP DATA | ||||
| 住 所 | ||||
| 電話番号 | ||||
| 営業時間 | 11:30~15:00(月~水・金~日) 18:00~21:30(月~水・金~日) | |||
| 定休日 | 木曜 | |||
| 席数 | カウンター5 テーブル4 座敷12 | |||
| 駐車場 | あり | |||
| 緯度経度 (日本測地系) | N 35゚04'23.8'' E138゚52'29.0'' | 地図を見る | ||
| 最寄駅 | ||||
| 取材日 | 2010/11/13 | その他の情報... | ||
メニュー
- 味アジワンタンメン
- 980円
- オリジナル魚介系しょうゆらーめん
- 650円
- オリジナル塩らーめん魚介系
- 680円
- チャーシューメン
- 880円
今回の企画「Tonight Eastの69杯 完全制覇の旅」。
静岡県東部を中心にした店が市町単位で掲載されていることも手伝ってか、回る順序は市町毎になる。当初、設定したルール2、「なるべく掲載されている順に店をまわる」に則り、店を回っている訳であるが今回の店で沼津市は終了する。沼津市最後の店となるのは島郷にある「ラーメン齊」と言う店だ。
この店があるのは東部ラヲタにはかなり有名になった「うまいもの街」。かつては卓次郎商店があり、現在は海練と言う店が人気を博している場所として知っている人も多いかと思う。かつて、卓次郎商店が出来る前の店を取材したことがあり、うまいもの街がラー紀に初めて紹介されたのはその店である。
話が反れた。
去年の暮れ。前述の海練が新規オープンする前に訪れた事があるのだが、その時に今回の店の存在を知った。黄色い日除けテントに書かれた屋号がハデハデしい感じで「どんな店主がやっている店なんだろう?」と思った事を思い出す。早速、取材を開始した。
昼過ぎ。店に到着した。駐車場は前述のうまいもの街共通の駐車場があるので困ることはない。
店の外観を撮影していると前述の海練に入っていく客が多く、繁盛している様子が窺えた。撮影を終え、入店しようとしたのだが…あれ?戸が閉まっている。と言うよりは端からこの扉から入店することを想定していないようだ。
『どこから入るんだ?』
店から少し離れて見てみると入り口は逆側にある事が書いてあった。どういうこと何だろう?言われる通り、店の逆側に向かってみた。すると、確かに暖簾のかかった如何にも「入り口です」と言わんばかりの引き戸があった。面白い店である。早速、入店する。
店内はその大部分が座敷で占められ、あとは一組のテーブル席と厨房に面したカウンター。女店員によってテーブル席に促された。この段階で厨房観察はほぼ絶望的…かと思われたが、カウンター席は敷居が高く、厨房観察には若干不向き。そういう意味では一番、厨房観察がし易い位置に陣取れたように思えた。オーダーは口頭。今回の掲載メニュー、味アジワンタンメンをオーダーした。すると…
「細麺と太麺が選べますが?」と問う。太麺とした。
店主と思しき男性は年の頃は私と同じくらいであろうか。中年である。女店員と店主の関係はよく判らないが年齢的にはご夫婦でもおかしくない。しかし、パート募集の張り紙もあったのでもしかしたらパートさんかもしれない。
前述の通り、厨房観察はあまり出来ないが麺茹では深ざるを使用したものであることは判ったが今回はそれ以上は何も判らなかった。
そしてラーメンがやってきた。事前に判っていた事だが、このラーメンには別添えでスープの入った碗が付いてくる。
「こちらのお碗には魚介スープが入っています。このざるで越しながらラーメンに加えてお召し上がりください」とのことだった。先ずは碗に入ったスープからすすってみた。
この碗に入っているスープは鯵の干物を焼いた残りの骨や魚のアラなどが一緒に入っており、節系とは違うベクトルの魚介風味。元スープなので直接飲むと若干、魚臭いがまぁ、直接飲む物ではないのでラヲタではない方はあまり真似しない方が良い。ラーメンの方のスープのベースは豚ガラ、鶏ガラを軸にした印象はあるが魚介系の風味はあまり感じない。ここで失敗したなぁと感じたのはラーメンスープの方を先に味わっておけば良かったと言うこと。先に飲んだスープの方が風味が強いため、冷水でリセットしてもなお、ラーメンスープの方の味わいがかなり支配されてしまっているようだ。そして、付属の小さな平ざるでスープを越しながら入れてみる。若干、濁りを見せるスープだ。二つが合わさることでもちろん、風味が変わってくるのだが前述した通り、若干魚臭いスープになる。焼いた魚の油が入っているので動物系とは異なるコクも生まれている。
麺は中太麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。茹で加減もデフォルトで悪くない。茹で加減を何で判断しているかは不明。前述の通り、深ざるを使用している。
具はワンタン、小松菜、のり、花かつを、魚粉。チャーシューの類は乗らない。ワンタンは餃子大の物が5、6個入っており、餡は鯵の干物を焼いて身を解したものが入れてある。食べ応えがあり、干物を1.5枚近くは食べている計算になるのであろう。花かつをや魚粉なども加わって全体的に魚一辺倒な印象を与えるラーメンになっているが、魚が得意ではない人はあまりオーダーしない方が良いかもしれない。
別添えスープに鯵の干物の骨を使用している関係から、身も骨も余すことなく使用したラーメンということになるのであろう。このラーメンをこの店では「ご当地ラーメン」と呼んでいた。「沼津=鯵の干物」と言う図式は確かに判らないでもなく、この手の手法はこの店に止まることはない。
しかし、何でもそうだが一番大事なのは「バランス」であると思っている。特色を強く出し過ぎると自然と全体のバランスは崩れる傾向にある。世の中のご当地ラーメンの全てが地の物を使用した物ではなく、その地域で多くの人に愛され、他店に真似をされることで広がりを見せてこそ、その地域のご当地ラーメンになっていくのだと思う。奇を衒って地の物を使用することを否定はしないが、横への広がりと長い時間軸があって初めて、ご当地ラーメンと呼ばれるのであると個人的には思っているが、読者の皆さんはご当地ラーメンにどんなイメージを持っているのであろうか。
静岡県東部を中心にした店が市町単位で掲載されていることも手伝ってか、回る順序は市町毎になる。当初、設定したルール2、「なるべく掲載されている順に店をまわる」に則り、店を回っている訳であるが今回の店で沼津市は終了する。沼津市最後の店となるのは島郷にある「ラーメン齊」と言う店だ。
この店があるのは東部ラヲタにはかなり有名になった「うまいもの街」。かつては卓次郎商店があり、現在は海練と言う店が人気を博している場所として知っている人も多いかと思う。かつて、卓次郎商店が出来る前の店を取材したことがあり、うまいもの街がラー紀に初めて紹介されたのはその店である。
話が反れた。
去年の暮れ。前述の海練が新規オープンする前に訪れた事があるのだが、その時に今回の店の存在を知った。黄色い日除けテントに書かれた屋号がハデハデしい感じで「どんな店主がやっている店なんだろう?」と思った事を思い出す。早速、取材を開始した。
昼過ぎ。店に到着した。駐車場は前述のうまいもの街共通の駐車場があるので困ることはない。
店の外観を撮影していると前述の海練に入っていく客が多く、繁盛している様子が窺えた。撮影を終え、入店しようとしたのだが…あれ?戸が閉まっている。と言うよりは端からこの扉から入店することを想定していないようだ。『どこから入るんだ?』
店から少し離れて見てみると入り口は逆側にある事が書いてあった。どういうこと何だろう?言われる通り、店の逆側に向かってみた。すると、確かに暖簾のかかった如何にも「入り口です」と言わんばかりの引き戸があった。面白い店である。早速、入店する。
店内はその大部分が座敷で占められ、あとは一組のテーブル席と厨房に面したカウンター。女店員によってテーブル席に促された。この段階で厨房観察はほぼ絶望的…かと思われたが、カウンター席は敷居が高く、厨房観察には若干不向き。そういう意味では一番、厨房観察がし易い位置に陣取れたように思えた。オーダーは口頭。今回の掲載メニュー、味アジワンタンメンをオーダーした。すると…
「細麺と太麺が選べますが?」と問う。太麺とした。
店主と思しき男性は年の頃は私と同じくらいであろうか。中年である。女店員と店主の関係はよく判らないが年齢的にはご夫婦でもおかしくない。しかし、パート募集の張り紙もあったのでもしかしたらパートさんかもしれない。
前述の通り、厨房観察はあまり出来ないが麺茹では深ざるを使用したものであることは判ったが今回はそれ以上は何も判らなかった。
そしてラーメンがやってきた。事前に判っていた事だが、このラーメンには別添えでスープの入った碗が付いてくる。
「こちらのお碗には魚介スープが入っています。このざるで越しながらラーメンに加えてお召し上がりください」とのことだった。先ずは碗に入ったスープからすすってみた。
この碗に入っているスープは鯵の干物を焼いた残りの骨や魚のアラなどが一緒に入っており、節系とは違うベクトルの魚介風味。元スープなので直接飲むと若干、魚臭いがまぁ、直接飲む物ではないのでラヲタではない方はあまり真似しない方が良い。ラーメンの方のスープのベースは豚ガラ、鶏ガラを軸にした印象はあるが魚介系の風味はあまり感じない。ここで失敗したなぁと感じたのはラーメンスープの方を先に味わっておけば良かったと言うこと。先に飲んだスープの方が風味が強いため、冷水でリセットしてもなお、ラーメンスープの方の味わいがかなり支配されてしまっているようだ。そして、付属の小さな平ざるでスープを越しながら入れてみる。若干、濁りを見せるスープだ。二つが合わさることでもちろん、風味が変わってくるのだが前述した通り、若干魚臭いスープになる。焼いた魚の油が入っているので動物系とは異なるコクも生まれている。
麺は中太麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。茹で加減もデフォルトで悪くない。茹で加減を何で判断しているかは不明。前述の通り、深ざるを使用している。
具はワンタン、小松菜、のり、花かつを、魚粉。チャーシューの類は乗らない。ワンタンは餃子大の物が5、6個入っており、餡は鯵の干物を焼いて身を解したものが入れてある。食べ応えがあり、干物を1.5枚近くは食べている計算になるのであろう。花かつをや魚粉なども加わって全体的に魚一辺倒な印象を与えるラーメンになっているが、魚が得意ではない人はあまりオーダーしない方が良いかもしれない。
別添えスープに鯵の干物の骨を使用している関係から、身も骨も余すことなく使用したラーメンということになるのであろう。このラーメンをこの店では「ご当地ラーメン」と呼んでいた。「沼津=鯵の干物」と言う図式は確かに判らないでもなく、この手の手法はこの店に止まることはない。
しかし、何でもそうだが一番大事なのは「バランス」であると思っている。特色を強く出し過ぎると自然と全体のバランスは崩れる傾向にある。世の中のご当地ラーメンの全てが地の物を使用した物ではなく、その地域で多くの人に愛され、他店に真似をされることで広がりを見せてこそ、その地域のご当地ラーメンになっていくのだと思う。奇を衒って地の物を使用することを否定はしないが、横への広がりと長い時間軸があって初めて、ご当地ラーメンと呼ばれるのであると個人的には思っているが、読者の皆さんはご当地ラーメンにどんなイメージを持っているのであろうか。
