謎は深まるばかり…
らーめんせんもんてん かりんてい
【閉店】ラーメン専門店 かりん亭

photo

SHOP DATA
住  所
電話番号
営業時間
定休日不定期
席数カウンター9
駐車場なし
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚06'02.6''
E138゚51'40.9''
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最寄駅沼津駅(JR東海道本線)
沼津駅(JR御殿場線)
取材日2010/10/02その他の情報...

メニュー

八王子麺 並
450円
八王子麺 中
500円
八王子麺 大
550円
東京中華麺 並
500円
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午後一番に自宅で人と会う約束をしていた私は昼の取材を終えた後、自宅に戻って約束した人と会った。
父親が亡くなって半年。父親が生業(なりわい)としてきた精肉業もとっくに廃業している。自宅と呼ばれる空間の半分以上が住居を目的としない訳で店の大部分が無駄なスペース。しかも、使わなくなったスライサーやフライヤー、大型のミキサーやフードプロセッサなどが幅を効かせている割には10年以上、埃を被っていて邪魔で仕方ない。そこで解体業者にお願いして店の解体とこれら使わなくなった物を処分してもらうための算段をしに来ている訳だ。実は私のマイミクさんの中に解体業者の方がいて今回、お願いすることにした。店が少しでも片付き、広くなれば車が入るほどのスペースが生まれる。月に8000円も払って停めている駐車場とおさらば出来るか?やってみないと判らない。
そんな打ち合わせも30分ほどで終了し、そのまま昼の取材記の編集作業。取材記が書き終わると今度は先日、入れ替えたテレビの映りが悪いのでブースターを購入するために外出…休みだと言うのに色々と用事があって今日の神奈川行きはもう諦めていた。
しかし、地元で取材するアテがない。いや、アテはあるのだがあまり気乗りしない新店がある。それが今回取材した「かりん亭」と言う店である。
何故、気乗りがしないのか。それは相互リンク先のかなり高橋氏のブログを読んだからである。確かにとんこつスープを扱っているようであるが、その内容が業務用チックらしいのだ。まぁ、私は業務用でも美味ければ良いと考えている人間だ。昔から何度か書いているが業務用ならそのまま出さず、少しは工夫をして美味い方向にして出してもらえれば良いんじゃないかと思う。後は値段との兼ね合いであろうか。富士山の頂上の800円の「赤いきつね」とは訳が違うのだから。早速、取材を開始した。
店はあまねガードのそばにある。地元では餃子で有名な北口亭の近所と言えば通りが良いであろうか。駅にも歓楽街にも近い立地はけっして悪くない。店先に駐車場はないが近くにコインパーキングがあるので入庫後。店までは徒歩で向かった。
店先に到着。黄色地に赤い文字で「東京八王子 萬友亭 六代目」と書かれている。多分、修行先か何かであろう。六代目の意味はよく判らないが6人目の暖簾分けと言う事であろうか。先日、警察24時的なテレビ番組に出ていた博多の暴走族「K」の七代目総長の事を思い出していた。八王子と言えば「八王子ラーメン」と言うご当地ラーメンが有名だが前述のブログではとんこつしかなかったと書かれていた。早速、入店する。
夜7時前の店内に先客はゼロ。古きよき昭和の香りがプンプンする「懐かしいグッズ」で溢れている店内。店主の趣味であろうか。コの字型のカウンター席はちょっと屋台を思わせる構造。奥の厨房にいる店主が私に気が付かないので声をかけると奥からコの字型のカウンターの中央までやってきた。
メニューは手書きの物が少しだけ高い位置に掲げられている。お目当てのとんこつラーメンを探すのだが…あれ?無いぞ?メニューには2つのラーメンが掲げられており、一つは「鶏ベース」と書かれた「東京中華麺」。もう一つは「鰹ベース」と書かれた「八王子麺」。後はチャーハンや餃子などがあるだけでお目当てのとんこつスープがないジャマイカ!
とは言ったものの入店してしまっているこの状況から退店する勇気もない小心者の私は究極の二者択一を迫られた。オーダーは口頭。鶏ベースも退屈なので鰹ベースの八王子麺、味玉をオーダーした。すると…
「すみません。味玉は今、やってないんですよ」
だったらメニューから消しなさいよ!マジックでピーっと線を引くだけなんだから!仕方ないので味玉は諦めた。
厨房は前述の通り、奥にあるので観察はほぼ絶望的ではあるが大きな寸胴だけが1器確認出来た。それ以上は観察しようがないので店内を見物。
前述の通り、昭和のグッズが満載の店内で久しぶりに見たのが「シャワランシャンプー」。これを知っている人は私と同年代確定。しかもピンクレディー好きだったでしょ!後は寅さんのポスターが多く見受けられる。少し前に映画にもなった「Always 3丁目の夕日」の舞台である昭和30年代まで行っちゃうと私は逆に懐かしさはない。昭和50年代が一番、楽しかったように思えた。(小・中学生くらいかな)
そしてラーメンがやってきた。う~ん、判っていた事だが久しぶりにサッパリラーメンを目の前にして意気消沈…。別にこのラーメンが悪い訳じゃないが、半分はとんこつを目当てに来ているので余計にそう感じるのかもしれない。そんな私の気分はさて置き、先ずは玉ネギで汚染されていない部分のスープをすすってみた。
ベースのスープは鶏ガラを軸にした清湯スープ「鰹ベース」と書かれていたが魚介系は殆ど感じない。醤油ダレは若干ではあるが甘みがあり穏やかな印象。この甘みは化学の力によるものかもしれない。全体的な印象は非常に平板で久しぶりに胡椒を降りたくなった。まぁ私自身、八王子ラーメンに深い造詣がある訳でもなく、しかも「初八王子系」なので何だが八王子ラーメン自体、「インパクト」とか「ガツンと来る味!」とか、そう言う物を求めるラーメンじゃないのは何となく理解出来る。八王子ラーメンの特色のひとつである刻み玉ネギもやや水にさらしてあるのか強烈な辛味成分に襲われることもなく、ネギの辛味があまり得意ではない私はちょっと一安心。
麺は細縮れ麺。かん水の量、加水率共に標準的な印象を持った。茹で加減は悪くないが細麺なのであまりコシはない。やや伸び易い麺のようなので開封後の煎餅いよろしく、「早めにお召し上がり下さい」をオススメする。
具はチャーシュー、メンマ、のり、刻み玉ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。具に特筆する部分は少ない。
帰宅後。ネットで八王子にある萬友亭について調べてみた。確かに店は存在したのだが特に八王子ラーメンに拘った店ではなく街の中華料理屋さんと言った趣の店であった。ちなみに萬友亭のメニューにはとんこつ系のラーメンは存在しなかった。
う~ん、謎は深まるばかりである。

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