スピード感とちょっとの余裕
らーめん もかすけ
らーめん もかすけ

photo

SHOP DATA
住  所静岡県函南町肥田327付近
電話番号
営業時間11:00~15:00(月~火・木~日)
17:00~20:45(月~火・木~日)
定休日水曜
席数カウンター10 テーブル12
駐車場あり
緯度経度
(日本測地系)
N  35゚04'08.6''
E138゚56'41.4''
地図を見る
最寄駅伊豆仁田駅(伊豆箱根鉄道駿豆線)
取材日2010/10/02その他の情報...

メニュー

こくまろつけ麺+味玉
780円
こくまろもかすけらーめん
650円
こくまろつけ麺
700円
丸鶏と魚介のあっさりスープ 醤油
600円
more...

今日から10月。早いもので今年も3/4が終わり、後3ヶ月ほどで今年も終わる。今年を振り返るには時期尚早ではあるが個人的には父親が亡くなったのが大きな出来事だった。そう言えば、そろそろ年賀状の時期だが今年は年賀状を準備する必要がなくてラッキー!などと思っていたが、更に早く喪中はがきの準備をしなければならない事に気付きました…いつもより早いじゃん!管理人です。
今日は午後1時から自宅で人に会う約束をしている関係から取材にあまり時間が取れない。勿論、神奈川なんて行っている時間はない。ラーメン店の開店時間が多い午前11時から正味2時間しかない中で箱根を越えるのは不可能だ。
しかしだ。こんな不運続きの私でも上手くいく時は上手く行く。そう、地元の新店のアテがあるのだ。その店の情報をキャッチしたのはmixiの東部ラーメンコミュ。10日ほど前にマイミクでもあるP氏が書き込んだ内容であった。実際のオープン日は先月29日。オープンして既に4日ほど経過しているようだ。新店と言えば混雑が予想される事と情報が少ないのでどんなラーメンが出てくるのか?皆目見当が付かないのが微妙な所であるが背に腹は代えられないので早速、取材することにした。ちなみに営業時間情報もないので11時半を目指して店に向かうことにした。
20分後。
現地に到着した。当初、店の正確な場所も判らず、「蛇が橋のとこのローソンの隣」と言うキーワードのみでお店を探す。しかし、アッサリと店を発見して先ずは一安心。店先に駐車場があるので入庫。入口は既に5、6名の客で行列になっている。仕方ないので暫し待つことにした。
数分後。
食事の終わった客と入れ替えに行列の先が入店。店の中に入ることが出来た。店の中には待ち客用の椅子があるので暫くそこで待機。席数を数えるのに丁度いい。昼時の店内は満席。L字のカウンター席とテーブルの構成だ。
「こちらがとんこつのラーメンで、こちらが通常のアッサリしたラーメンになります」
女店員が目の前のテーブル席の客にラーメンの種類を説明している。どうもとんこつ系スープもあるようでこちらも一安心だ。
それから数分後。
女子高生の2人組が席を立ち、お会計をする。しかし、他の客のオーダー取りや配膳などで手一杯で片付けや待ち客の応対は後手後手になっている印象。新店にはありがちなテンパった状態だ。ようやく、席が空いていることに気付いた女店員が下げ膳を行い、席に通された。その間、約5分。軽くイラっと来る。同時に私の後の男性客(こちらもお一人様)も隣の席に通された。
カウンターに備え付けのメニューを見る。前述の通り、とんこつ系のスープがあると言うのでそちらを狙う。オーダーは口頭。こくまろつけ麺、味玉をオーダーした。それを見ていた隣の客も同時に自分のオーダーを告げていた。
厨房観察はカウンターが高く、若干し辛いのだが寸胴の数は大型の物が1器確認出来た。スープはオーダー毎に雪平鍋で加温するスタイル。このスタイル、最近のラーメン屋では良く目にするようになった。ガス代の節約に一役買っているし、スープが煮詰まる心配もない。仕込みさえちゃんと終えていればエコな調理法と言える。麺茹では深ざるを使用したもの。湯切りは未確認。
隣の客のオーダーした丼物が先に出てきた。これまでの他の客の配膳を見ているとラーメンと丼物はトレイに乗って同時提供されているように見えたが何故だろうか?
厨房観察は大して出来ないので店員の数を確認してみる。店主と思しき私とタメくらいの男性が調理担当。盛り付けを担当している初老の女店員が1名。配膳全般を行うホール係の女店員1名。サイドオーダーを担当する歳の行った男性が1名。そして何を担当しているのかよく判らない女店員の計5名で切り盛りする。最後に書いた女店員の作業分担が明確ではなく、洗い物をしたり、店の奥で手持ち無沙汰だったり。調理担当の店主と思しき男性はやや余裕がなく、客や従業員の動きなど、店全体の状況が見えていない様子。「ありがとうございました」の言葉も少なめだ。
それから数分後。
隣の客のオーダーしたつけ麺が丼と共にやってきた。やはり、先ほどの丼物はミスっていたようで先に出された物が引き返された。と言う事はそろそろ私のオーダーが来ても良い頃だ。カメラを準備して待っているが出てくる気配がない。挙げ句の果て、後客である後ろのテーブルのオーダーが配膳された。私は何でこういうネタっぽい事態に陥る場合が多いのであろうか。先ほどオーダーを取りに来た女店員に「オーダーが抜かれてます」と告げると、彼女の持っている伝票の中に私の伝票が未だあった。どうも、隣の客のオーダーを取る際、私の伝票を(めく)って書いたため、そのまま伝票内に残ったようだ。
「大至急でお願いします。」
慌てた様子で伝票を厨房に渡す。
「すみません。今作りますから」と盛り付け担当の女店員が私に謝ってくる。しかし、この場合、この言葉を最初に言うのは店主と思しき調理担当の男性ではないだろうか。と言うかこの男性は店主じゃないのだろうか?
更に数分後。
「大変お待たせしました」と言う言葉と共につけ麺がやって来た。先ずは麺から食してみた。
麺は平打ちの中太麺。かん水の量は標準的。加水率はやや高めの印象を持った。今時の流行である全粒粉を使用したそれは自家製麺だそうだ。麺の大盛りが無料となっているのも自家製を思わせる。外注に出していたらこうは行かない。艶やかな麺肌と適度な弾性がありすすり心地は良い。そしてつけ汁の中へ。
つけ汁のベースはげん骨、豚ガラを軸にした印象で粘度の高いもの。乳化度合いも結構濃厚で醤油ダレとの塩梅も良い。魚介系の風味をどのように付けているかは判らないが動物系と魚介系のバランスは良い。前述の通り、オーダー毎に加温して調理されている。
具はつけ汁内にキャベツ、もやし。麺の器の方にチャーシュー、半身の味玉、メンマ、のり、揚げネギ、玉ネギ、ネギ。そして別注の味玉は別の器に供された。チャーシューは豚肩ロース使用の煮豚。厚切りで供されるそれはあまり柔らかさは無いが個人的には好みの硬さ。味玉は黄身がトロトロのタイプで私好み。薬味であるネギ類はつけ汁に最初から入れてもらった方が手間が無くて良い。
麺を食べ終わりスープ割りをお願いする。スープで割ることにより粘度が下がった事、魚介系が引き立った様子がない事を鑑みると割りスープは鶏ガラベースの物ではないだろうかと勝手な妄想。こちらもスープ割りのオーダー毎に雪平鍋で加温されて供されるので熱々が提供される。
味については充分に満足出来ると思うのだが、接客と言う部分ではまだ少し時間がかかりそうだ。特に下げ膳のスピードと待ち客への素早い対応はその店の客が感じる印象を大きく左右する。席が空いているのに立って待っている客は私だけじゃない。後の客の様子を見ていても同じような印象があった。
特に今はオープンし立てで店としては客の心を掴めるか?と言う大事な時期。折角の5名態勢なのだからホール係は最低でも2名でまわさないと「掴みはOK!」とはならないのである。
全体的に高齢な布陣で切り盛りする店内だが柔らかな物腰や人当たりは若者にはけっして真似の出来ない人生経験が成せる接客である。後は若干のスピード感とホール全体を見渡すちょっとの余裕が生まれれば、とても和やかな空間になるのではないだろうか。

ページトップに戻る